戦争とサボり
※AIで自動文字起こしをしたテキストです。
 誤字脱字等あります。

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サマリー

沖縄にある「ジミー」というお菓子屋さんやスーパーについて、特製ケーキや食事の話が展開されています。また、最近気に入っている頭皮スクラブや化粧水に関する情報が共有され、使い心地の良さや効果についても語られています。 このエピソードでは、戦前の日本が満州に移民を送っていた歴史と、その影響を受けた義勇兵たちの訓練について紹介されています。また、現代アートを通じてこの過去の記憶をどのように伝えるかに焦点が当てられ、特に市川力美さんという実在の人物の生涯が追われています。このエピソードでは、戦時中の体験を持つ市川力美さんの話を通じて、戦争、兵隊、アヘンといったテーマが語られています。力美さんの独特な経歴や周囲との関わりを通じて、考えさせられる内容となっています。今回のエピソードでは、戦争とその影響についての考察がなされ、特に沖縄戦や平和記念公園について語られています。また、旅行の楽しみや地域の方言にも触れながら、旅情の大切さについて議論されています。

目次

  • ジミーのお菓子屋さん
  • 頭皮スクラブの体験
  • 化粧水の効果
  • 義勇兵の歴史
  • 現代アートの展示
  • 市川力美の物語
  • 力美さんの戦争前の生活
  • 戦争と招兵
  • 市川力美のその後
  • 戦争と平和の考察
  • 旅情と地域の方言

ジミーのお菓子屋さん

川沿い、生物群です。
今日のおやつは、食べてません。
owaruchannelです。
今日のおやつは、ジミーのケーキでした。
ジミーのケーキは、ジャーマンケーキ?
いや、一緒に働いてる人が、今日お誕生日だったので、
おめでとうございます。
カットケーキだけど、買って食べたんですよ。
ジャーマンケーキではなかった。
チーズケーキと、レモンのケーキみたいなのを買いました。
いいですね。これ聞いてる方で、分かる人がいたら、ちょっと詳しい人ですよね。
沖縄の。
沖縄に詳しい方ですね。
そうかも。
ちょっと説明をお願いできますか。
ジミーは、沖縄のお菓子屋さんでもあり、スーパーもあるんですよ。
そうなの?スーパーもあるんだ。
大きいジミーがあって、そこは普通に野菜とか、お菓子とか、シャンプーとか、いろいろ置いてるところもある。
日用品も置いてるんだ。
めちゃくちゃアメリカのシャンプーとか置いてある。
ケーキ屋さんだと思ってた。
でも、ケーキ屋さんだよね、メインはきっと。
あと、レストランがついてたりとかもする。
それもやってるんだ。
うん。
確かにケーキが有名かも。
ケーキ屋さんだと思ってました。
ケーキは、普通のケーキではないんだよね。
そうだね、アメリカンなケーキですね。
ジャーマンケーキっていうのが沖縄にはあるんだけど。
あれ、ジミーオリジナルじゃないんだ。
あれ、ジミーオリジナルではないんじゃないかな。
元ネタがあるわけね、たぶんね。
19世紀にアメリカのベーカーズチョコレート社で開発されたケーキ。
なるほど。
アメリカのものみたいね。
アメリカ菓子っていうジャンルありますよね、確かに。
なんかね、チョコレートの生地にココナッツの何かが大量に乗ってるみたいな。
クリームにココナッツが混ざってるみたいなやつですね。
バタークリーム感のある昔のケーキっぽい感じの。
ちょっと重たいかも。
重ためのね。
アップルパイとかもすごい重たい、べったりしてる。
サクサクのフランスっぽいパイ生地じゃなくて、アメリカンな生地。
どっしりしてる感じ。
今回はチーズパイってやつか?
いや、普通のチーズケーキとレモンケーキ。
夏限定っぽいやつ。
へー。
両方軽い感じで美味しかった。
いいですね。
ジミーは鶏の丸焼きとかも置いてるんだけど、
スモークチキンっていうやつがね、結構美味しいです。
いいですね。
予約しなくてもパッと買ってお祝いもできそうですね、なんか。
そうそうそう。
パックされた状態でも売ってるし、
あとちょっと大きい店舗行くと、
なんかお惣菜コーナーに半身とか一羽まるまるとかで売ってます。
へー。
あんまり地元の人以外は行かないかもね。
ジミー?
ジミーって。
そうなんだ。
旅行の人って来るのかな?
なんか沖縄何回も行ってる人は好きになりそうじゃない?
なんかさ、ジミーってツイッターのアカウントあるんですけど、
あ、そうなんだ。
すごくて、フォローしてる人にフォロワーがいないんだよな。
なんかさ、ツイートちょっと読んでいいですか?
うん。
8月7日はバナナの日。
比嘉さん大好き。ジミーのバナナケーキ。
具志堅さん大好き。ジミーのバナナマフィン。
みんな大好き。ジミーのバナナパイ。
比嘉さんとぐしけんさんってなんかなのかな?
なんだろうね。なんかっぽいね。
なんかっぽいな。
うーん、誰なんだ?
誰なんだ?
沖縄の人は知ってるのかも。
知ってるのかな?
あー、でもなんかツイッターの感触として結構質実剛健というか、
あんま写真がそんな上手くなくていい。
あー。
めっちゃ手の影とか映ってる。
ブツ撮り上げてる。
親しみやすい。
親しみやすいな。いいな。
ジミーでした。
ジミーありがとうございます。
あとジミーの話長々と。
そして、私は食べてません。
食べてないか。忙しかった。
忙しかったな。
そっか。

頭皮スクラブの体験

話したいことがあって、
最近ね、頭皮スクラブにはまってて。
あー、はいはい。
スカルプクレンジング。
スカルプクレンジング?
そう。2種類ちょっと試してみたんですよ。
なんかこれっていうのが2個あるってこと?
特にいいのは1個なんだけど、でも両方とも結構いい。
それぞれの良さが。
ほうほうほう。
なんかね、最初はWELEDAのローズマリースカルプクレンジングってやつを使って、
これがね、めっちゃいい。
めっちゃいいんだ。
えー。
なんかね、週1ぐらいで使ってくださいみたいなやつなんだけど、
すっごいスースーする。
あ、ほんと。
あのね、冬に使ったら凍死するぐらいスースーする。
あ、ほんと。
もうなんかめっちゃ欲しくなってきた。
うん。
これは使い方はどのタイミングで使うんですか?
これはね、シャンプー代わりにしていいやつで、
で、週に1回ぐらい泡立たないから頭、頭皮全体に馴染ませる感じで。
はいはいはい。馴染ませるんだ。
うん。
でね、私はこれを使った時、リンスとかも使わなくてもいい感じな気がする。
じゃあこれだけ使ってグリグリやって流して終わりなんだ。
そうそう、頭皮用のマッサージするシリコンでできたやつとかで、
ちょっとしばらく頭皮をマッサージして、
2、3分置いてからよく流しますみたいな。
あ、そうなんだ。
これすごいすっきりしてね、おすすめ。
あ、めっちゃ欲しい。
でね、もう1個が松山油脂の薄荷の頭皮用スクラブっていうやつがあって、
こっちはね、泡立ちんですけど、
お、泡立つんだ。
なんか歯磨き粉で頭洗ってるみたいな感じになる。
へー。
なんかね、こっちはね、最近買ったんですよ。
たまたまハンズに行ったら売ってて、
うんうんうんうん。
で、なんかそのWELEDAの方が泡立たないから、
なんかその容量でいっぱい出しちゃって、洗ったのが原因かもしれないんだけど。
うんうんうんうん。
ちょっと出しすぎたかも。
その適切な量が違った。
違ったかもしれない。
これもね、めっちゃスースーする。
ちょっとね、洗い上がりがね、キュッキュする。
イルカの皮膚みたいな。
イルカの皮膚。
触ったことないけど、髪の毛がそんな感じになるので、
こっちはなんか、その後にシャンプーとかリンスをしてもいいらしい。
しなくてもいいらしいです。
気になる人だけしていただければ。
うん、そうそう。
松山油脂の方は、かなりお求めやすい価格。
1300円とかだった気がする。
あ、それぐらいなんだ。
でもね、気持ちいいですよ、両方とも。
あ、いいな。なんかスースーするさ、やつ、いいですよね。
いいよね。
なぜ使い始めたかっていうと、自分の頭皮がちょっと匂うような気がして、
そういうのが一切なくなった。
へー、いいですね。
そうなんです。
私、松山油脂めっちゃいいイメージがあって、
私、今、ボディーソープ松山油脂なんですけど、
あ、そうなんだ。
これもスースー系でね、めっちゃいいんですよ。
スースーするボディーソープあるんだね。
釜炊きせっけんラベンダーボディーソープか。
スースーするんですね、これ。
これね、スースーします。
私、固形石鹸と洗顔剤はずっと使ってて、
あ、そうなんだ。
それもいい。
いいですか。
私はラベンダーの香りが好き。
香りがね、かなりいいんですよね。
いいですね。
香料じゃない気がするな。
MARKS&WEBってあるじゃないですか、
あれって結構松山油脂が作ってない?
あれ、松山油脂のブランドだと思いますよ。
あ、そっかそっか、そういうことか。
製造を見ると松山油脂って書いてあって。
あれ、松山油脂の一ブランドで、
駅ビルとかに卸す用のブランドなんです。
そうなんだ。
そうなんですよ。
ラインがその、松山油脂がもともとの石鹸の会社で、
MARKS&WEBがルミネとかに入れるやつで、
あとリーフ&ボタニクスはドラッグストアとスーパーに入るっていうやつだと思う。
いろいろラインがあるのね。
そう、その3つなのかな。
あ、あともう1個ね、東京駅のKITTEとかにだけ入ってる、
もうちょっと高級な自然派ラインも1個あったはず。
めっちゃいろいろやってる。
結構好きな会社だな、MARKS&WEBは。
いいですね。
すっごい女性の社員率が高くて、
結構福利厚生とかちゃんとしてるクリーンなイメージが私にはあるんですけど、
そういうとこも好き。
忘れそうだな、めっちゃ欲しいな、松山油脂のスクラブ。
スクラブ、いや、いいです。
いいですか。
やっぱ頭がスースーするってかなり気持ちいい。
ははは、わかるな。
夏は特に。
夏はね、いいよね、顔。
うん。
なんか使用感の話聞くの楽しいですね。
うん。

化粧水の効果

私がなんか最近使ってるうちに、これいいのかもって思ったものがあって、
うん。
化粧水なんですけど、ナイアシンアミドの化粧水なんですけどね。
ナイアシンアミド。
うん、ナイアシンアミドっていうのは成分名で、
いろんなとこからナイシアミド入りのやつは出てるんですけど、
私が使ってたのは韓国のメーカーでONE THINGってやつなんですけどね。
かわいいね、パッケージも。
そうですね。
で、なんか結構シンプルにそれだけしか入ってないですよみたいな意味、多分。
ONE THINGっていうのが。
ONE THINGが。
何個か使ったことがあるんですけど、
その中でナイアシンアミドのやつが、ザラザラだったとこが全部ザラザラがなくなった。
えー、めっちゃいいじゃん。
使ってる間に、これそうなんだと思ってびっくりした。
欲しくなったな、今の一言で。
そうそうそう。
私、かなり皮膚強い方なんですけど、
多分、皮膚弱い人はある程度注意した方がいいのかもしれない。
あー、そうなんだ。
刺激が強すぎないように。
でもね、すごい良かった。
へー。
腕とかに塗っても、腕のザラザラもなくなった。
へー、何が起こってるんだ。
わかんない。
すごいね、気になる。
ONE THINGじゃなくても、多分入ってるやつだったらいいと思います。
あー、なるほど。
おそらく。
無印良品とかのやつも入ってるよ。
へー、ちょっと見てみよう。
えー、えー。
私、化粧水も今、松山油脂のやつ使ってた。
いや、やっぱ松山油脂ってちょうどいい気がする、確かに。
化粧水とかね、そのスキンケア用品とかボディケア用品って香りが結構大事じゃないですか。
あー、確かに。
で、知らないやつ買うと原料の匂いがする時とかある。
うーん、そうか。
ちょっとなんかこう、粘土っぽい匂いとか、ちょっと臭いのみたいな。
あー、臭いの嫌だね、ちょっと。
原料がちょっと匂うもので、香料で隠してるんだけど、後から匂ってくるのみたいなことがあると思うんですけど。
あー、確かに、気になる。
うーん、なんかそれが松山油脂系のやつってない気がするんですよね。
うーん、ないね。
香りの見定め方とか、このクオリティーとか。
うん。
うん。
化粧水は結構無臭な気がする。
化粧水無臭なんだ。
うん。
それもともとその香りもついてないってこと?
無香料。
無香料の結構使ってる?
化粧水は結構無香料かも。
いや、大事ですね。
うん。
前に友達の家に泊まった時に、お風呂で石鹸とかも使わせてもらったんだけど、
統一感が良かったことがあって、
石鹸でしょ?洗顔料、ボディーソープ、ヘアケア、スクラブ、スキンケアが全部無香料か、もしくは草の香りみたいなやつで統一されてて、
こうやって分かってたけど、やっぱこれが一番いいなって思った。
そうだね、うん、分かる。
無香料か草の香りぐらいが本当は一番いいなって。
なんか香りがついてても、その時だけちょっといい香りで、吸ってなくなるぐらいのがいいね。
うん、でその唯一ある香りが草の香りっていうのがさ、いいなって思って。
好感が持てる。
すごいね、センスいいなって思った。
うん、確かに。
なんかフェイスパックでさ、香料がついてるやつ、ちょっと苦手だな。
匂いが結構直に来て、数分間ね。
うん。
やっぱ好きじゃないとね、厳しい。
今使ってるやつがすごい気に入ってて。
うん。
CICAのデイリースージングマスク、なんか緑色の箱のやつなんだけど。
あ、なんか有名なやつかも、これ。
これね、めっちゃビシャビシャでいいです。
ビシャビシャでいいです?
ビシャビシャだし、なんか匂いも別にきつくないし、なんかね、皮脂のバランスを整えてくれるような気がする。
いいね。
うん、しっとりしていいです。
見かけたら買おうかな。
うん、私はもうこれを定期便にしている。
えー、これ毎日使ってる?
毎日使ってるな。
どう?すごい。
なんかね、30枚入ってるの、一箱に。
1ヶ月に一箱みたいな。
あー、そうなんだ。
うん、これが一番いいな。
他のに変えると調子が悪くなったから、やめた。
そうなんだ。
うん、あるよね、自分に合うやつ。
うん、確かに。
スキンケアの話できてよかったな。
ね、珍しい。
珍しいね。
あんましないからね。
あんましないよね、スキンケアの話。
なんか、毎回どっか行った話をしてて恐縮なんですけど、
私毎回どっか行った話してませんか?私って。
してると思う。
これって大丈夫なんですかね?
大丈夫だね。
どっか行き過ぎ?
私ってどっか行き過ぎですか?
すいません。助けてください。
ちょっとこの前置きで話せば許されるかなと思って、許してください。

義勇兵の歴史

茨城県に行きました。
お、いいな。
茨城県に行ったんですけどね、何をしたか一応言いましょう。
毎回私、展示を見に行った話してませんか?
あの展示をね、見に行ったんですけど、
水戸市内原郷土史義勇軍資料館、
噛みそうだったからゆっくり言った。
に行ったんですよ。
水戸市内原という地名があって、そこの資料館、展示やってるところですね。
そこがいつもはですね、ここの内原という土地は、
戦前に満州にですね、どんどん日本が移民を送ってた時に、
義勇軍を作ろうっていうことで、
日本全国の16歳から19歳くらいまでの男子をですね、
この内原っていうところに志願する人を集めて、教育をして、
満州で働いたり、軍隊的な働きをしなきゃいけない時は対応できるように、
組織立ってですね、育成するみたいな、その学校があったところなんですよ、内原は。
で、そこが結局いろんな若者を排出したっていうところで、
第二次世界大戦の終わりとともに、
日本が満州で人を増やしていくっていう夢は打ち砕かれたわけじゃないですか。
で、それでみんな帰ってくると。
ただ記憶とか記録を残しとくっていう目的の資料館があるんですよね。
何をやってたかというと、展示がですね、弓指寛治さんっていう人の、
この人は現代アートの人なんですけど、
『不成者:現代アートが描く義勇軍』っていうタイトルの展示なんですよ。
で、資料館なので資料を展示してるんですよね。
元々は満州に行くための教育がどんなものだったとか、
内原にいた人が身につけてたものとか、年表とかですね。
そういう割と真面目な感じの展示が元々資料があって、
結構貴重な映像とかも残ってたりするんですけど、
元々はその、なんかちょっとこれ不思議だったんですけど、
こういう資料館って基本的に私がこれまで行ったことがあるものって、
かなり体制批判的だったり、
戦争の記憶とか悲しみにフォーカスされてるような資料館が多かったんですけど、
ここはなんかね、そういうのあんまないんですよ。
そうなんですよ。
こういう人たちがいて立派に育っていきましたみたいな感じなわけ。
でも満州って言ったら侵略的な行為じゃないですか。
満州でさ、ブラックのこともいっぱいあったわけですよね。
ブラックっていうかダークというかね。
関東軍の話とか、アヘンの話とかいろいろあったと思うんですけど、
今、弓指さんの展示で元々あった資料は、
その中に組み込まれたり、少し整理されたりしてたので、
同じようには展示しなくて、出てない展示もあるからわかんないんですけど、
割とそのあんまり悲惨なこととか、内省的なことっていうのはない資料館で、おおっと思って、

現代アートの展示

弓指さんの展示はですね、
弓指さんのスタイルってわかりますか?
全然知らない。
見てきたことなかったですか?
もしかしたらowaruchannelはね、好きなんじゃないかな。
一回一緒に見てみたいですね。
弓指さんってこれまでも同じスタイルの展示の作品をいっぱいやってて、
戦争のものもあれば、現代のものだと、
ホームレスの人のホームレスになったところから、
亡くなるとこまでを見届けるみたいな作品とか作ってて、
紙芝居的というか、タイムラインが展示の中に存在して、
その人の一生の語りが、ライフレビューが続いていくという形のもので、
途中途中にその弓指さんのドローイングとかペインティングが挟まれて、
構成されていくっていうような、そういう構成になってるんですよ。
私毎回弓指さんの展示って見ると、号泣してしまうんですけど。
えー、そうなんだ。
そうなんですよ。
本当にね、生きることの切なさとか、幸せとか、
儚さとか、人との繋がりってこういうことなのか、みたいなこととか、
まあ、いろいろね、号泣ポイントがあるんですけど。
ただ、今回の展示に関しては、一切号泣しなかったんですね。
あ、そうなんだ。
いや、号泣なしで、どっちかというとね、面白かったんですよ。

市川力三の物語

どういう話かというと、一人の市川力三さんっていう実在の人物、
実際に内原で訓練を受けて、満州に渡って、その後敗戦後日本に帰ってきたっていう一人の、
まあ、だいたい多分、満州に渡った時に18か19ぐらいだった年の人。
で、帰ってきた後、生き延びて長生きした一人の人をフォーカスした展示だったんですよ。
タイトルのならず者っていうのは、市川さんのことなんですよね。
で、この市川さんがどういう人かっていうと、とにかくね、サボり魔なんですよ。
こういうさ、軍隊ではないですよ。
だけど、義勇兵なんで、まあ一応軍隊っぽい教育とか訓練とかね、受けて、
戦いの訓練だけじゃなくて、農作業ができるとか、塹壕が作れるとか、
いろんな作業ができることも含めて訓練をされている場所なんですけど、
とにかく何でもサボるんですよね。
この方は?
この方は。
なんか、もともとが三重県の山の中の村の出身の人で、
家が貧しくて、お父さんが早く亡くなってしまって、
家にお金がないから、小学生も6年生ぐらいで奉公に出されるんね。
つまり、児童労働をする代わりに、一応養ってもらえるという。
この人は大阪の花屋に奉公に行くんですけど、
結局ちょっと落ちこぼれ的な人で、
小学校でも適応できてなくて、あんまり教育を受けられてないんでしょう。
奉公に出た時点で全然読み書きができてなくて、怒られてばっかりいて、
常識も身についてないから、なんかやっぱりうまくいかない。
花屋さんで頑張るんだけども、サボってですね、
博打をしたり、女を買ったり、スリをしたり、
なんかそういうことをしてね、ブラブラしてた。
でもある時、多分でもそれも15歳とかそれぐらいだけど、
急にお母さんが三重から来て、大阪の街中でブラブラしてるとこ見つかって、
お母さんが泣き出して、何をやっとるかみたいな、で、
しょうがないと思って連れ戻されて、一回三重に戻るんだけど、
そこでちょうど、その満州の少年義勇兵の招集がかかってるっていうのが話が出てきて、
三重の鈴鹿に戻ってからは、全然外に出されずに家で内職してなさいとか言って、
すごいつまんない日々が続くわけ。
妹にね、もうお兄ちゃんみたいな不良がね、みんな行くんやみたいなことを言われて、
でも行ったら今よりは自由で面白いかもと思って応募して、それで茨城に来ることになる。
でも来たはいいけど、やっぱりもともと落ちこぼれで、勉強とかが好きじゃない。
集団行動もそんな好きじゃなくて、ずっとブラブラしてるのが好きな市川さんは。
だから、なんかあったら抜け出してブラブラしちゃうわけ。
軍隊じゃないから、割とそれも放置されるというか、またいなくなってるわみたいな。
そんくらいで済むんだ。
でも時に、やっぱり運が悪いと、生意気とかって殴られたりする。
殴られそうだよね。
で、そうこうしてる間に、急に肺炎になっちゃって、入院しなきゃいけなくなって、
その施設内の病院があって、入院して、また勉強が全然できないじゃん、作業もできない。
もう満州行けないかもなーって思ってたんだけど、いい感じに治って、一応行けることになった。
で、満州に行ったら行ったで、途中の町で降りて行って、すぐ遊んじゃうの。
すごいなー。

力三さんの戦争前の生活

小学生から中学生ぐらいの年ぐらいの時に、大阪で奉公した時に、お手伝いをしたりしてお金を稼ぐみたいなのを身についてたから、
なんかなんとなくやっていけるわけ。
なんか人懐っこい感じの人だったのかな。
多分人懐っこいと思った、この人はきっとね。
で、一番すごいのは、満州に着いた時に、ふらふらして、軍隊に夜まで戻れなくて、ふらふらして、街中をね、夜歩いてて、
もうちょっとどっか寝るとこないかなーって言って、バッて家に入って、そしたらそこが阿片窟だったの。
横たわって、長い竹のキセルみたいのを吸ってる人がいっぱい横たわってて、
阿片窟をやってるね、満州人の老夫婦みたいな人が、すごいその、力三さんによくしてくれる。
特におばあちゃんがすごいよくしてくれて、いる間に、多分ア阿片窟って体がかなり廃人状態になった人がずっと阿片に耽溺してるんだけど、
火をね、つける人が必要なの。
で、その夜中ね、火をつけて回ってあげてたの。阿片患者に。
そしたらそのおばあちゃんがすごいね、力三さんのことを優しくしてくれるようになって、
とうもろこしのお粥とか、蒸饅頭とかをいつもね、朝ごはんにくれるようになって、
ぶらぶらして、お腹が空くと力三さんはそこに行ったりして、覚えたばっかりの中国語でね、
ごちそうさまとか言って、コミュニケーションをとってたの。
で、なんかある時、訓練をしたりしなかったりして過ごしてた時に、
とうとうその第二次世界大戦が始まってはいて、
徴兵される時になってくる、その義勇兵たちも。
一応、徴兵検査を受けて、甲で通って、
まあ、いつでもね、お国のために働かなきゃいけないみたいな体勢にだんだんなってきて、時勢が。
ある時、その阿片窟にいつも通り、ちょっと久しぶりぐらいで行ったら、
阿片窟の老夫婦が結構怖い顔をして話しかけてきて、
中国語で、兵隊に行くなって言ったんです。
どうせなんか日本はもうほんとすぐ負けるし、
力三は行ったって出世できないだけなんだから、
満州人になれと、子供になれと、
うちで囲まってやるから、行くなって言われて、
とうもろこしのお粥をね、くれたんです。
めちゃくちゃ気に入られてるじゃん。
力三さんは、なんかそれで結構、わあ、どうしようってなるの。
この日本負けるっていうのは、この人の中にどれぐらい確信があったかはわかんないけど、
すごい悩んだ。でも、満州人になるなら今しかないし、
でも、これを断ったら、たぶんここにはもう戻ってこれないなって思って。
おばあちゃんにも会えないなと思った。
でも、やっぱり力三さんは決めきれずに、兵隊に行くことになってしまう。

戦争と徴兵

その出征の準備をしてたんだけど、
結局、韓国の済州島に行って、
兵隊の攻撃に行く前の、足場作りみたいな作業をしてるときに、
敗戦になってしまって、攻撃らしい攻撃の出征もせず、
しばらくしたら、米軍の輸送機が迎えに来て、佐世保まで行って、
日本に船で帰ってきたみたいな感じで、
サボったり、すごい慰安所にもめちゃめちゃ通ってるんだ、この人は。
やっぱ女の人が好きなのか、行って優しくしてもらって、
その慰安所の女の人にもめちゃくちゃ優しくされる。
なんか行って、お金をもらったりする、逆に。
そんなことある?
なんか、まだ若い、10代とかで、で、お姉さんもうちょっと年上なのね。
何回もね、行ったら気に入ってもらえて、
なんか、あんたは私の弟に似てるわ、みたいなことを中国人のお姉さんに言われて、
これお守りだから困った時に開けてね、みたいな感じで、お守りをもらってたんだけど、
戦後に困った時に開けたら、結構お金入ってて、
すごいラッキーだった、みたいなこと書いてあって、なんかね、変なんですよ。
不思議な人だね。
不思議な人なんですよね。
あまりにも面白くて、で、ある程度資料は元ネタであっても、
いろんな人のエピソードをつなぎ合わせた、
ある程度創作なんじゃないかって思いながら最初見てたんですよ、展示をね。
そしたら、展示の最後に資料コーナーみたいなのあって、
実際に市川力三さんがかなり後になった時に、
内原の同窓生たちと一緒に出した同期のエッセイ集みたいなのがあって、自費出版の。
それに全部書いてあって、全部元ネタはやっぱりこの人だけだった。
すごいね。
すごいよね。本当にすごいと思って。

市川力三のその後

なんかそれで面白かったのは、その展示の中の流れの中には、
基本的にその最初生まれたところから一応敗戦して、
日本に帰ってきてっていうとこまでしかなかったんだけど、
そのエッセイ集の中にはですね、市川さんがかなり老年になってから書いた自己紹介みたいなの書いてあって、
全然ね、自分は学校に行ってもうまくいかず、
内原でもうまくいかず、戦争が終わったらなんとかなるんじゃないかと。
市川さんはその軍国主義だったから、こういう風に落ちぶれてしまったんじゃないかって、
周りからも言われてたんだけど、
蓋を開けてみたら、戦争が終わって就職するみたいな段になっても、
全然うまくいかなくて、40回転職しましたって書いてあって。
40回。
何をやっても本当にうまくいかなくて、
40回転職しましたって書いてあって、
ちょっと本当にすごい人だった。
すごいね。40回も転職しようとする体力もすごいね。
体力もすごいし、たぶん最初会った人に好かれるんだろうな。
うん、そうだね。
なんかね、やっぱ顔が明るそうなおじちゃんだったの。
写真も載ってたんです。
目が大きくて人懐っこそうな顔の人だったし。
なんかしょうがないなみたいな感じで、
可愛がられるタイプの。
でも本人はうまくいかなくて、大変だったんだ。
そうそうそうそう。本人はどこに行っても真面目にできないって思ってて、
訓練中にね、列車で移動してる時に、
駅着いてそこからは歩きみたいな感じで、
行軍でね、何時間も歩くみたいなことになった時に、
自分だけどんどん遅れていくと。
山の中に歩いてても、
これじゃいけないのにって思いながら、
列を外れてサボりに行っちゃうんだ。
なるほどね。
すごいでも、ファニーな人だったんだろうなと思って。
だからなんかそういう意味では、
やっぱこの展示ってこんなこと言っちゃいけないと思うけど、
その左翼の人にとっては、ちょっと微妙だろうなと思って。
ただサボってた人の話なんですよ。
珍しい。
教訓とかね、あんまないから。
確かにでも人の生涯って別に教訓のためにあるわけではもちろんないし。
そうだね。
そう。
だから私は本当に面白かったな。
で、そのやっぱ左翼にちょっと受けなさそうな感じが、
もともとの資料館との相性も考えた内容だったなとは思いました。
確かにね、戦争系の展示ってやっぱりさ、
もう絶対戦争をやめようっていうメッセージになってしまう。
そうあるべきだしね。
でも絶対さ、そういう人もいたはずなんだよな。
いたんですよね。
その力三さんはね、お兄さん二人いて、
二人ともすごい良いやつで真面目なお兄さんだったんだけど、
二人ともやっぱり遠い南の海で戦死してしまって、
帰ってこなかった。
で、お父さんが早く亡くなって、
力三さんのお母さんが子供をね、
男児3人、兵隊に取られたわけ。
で、力三さんが一番さ不良だった。
ろくでなしで、上の二人はすごい本当に良い子たちで、
一番残っちゃダメなのが残ったみたいなことすごい言われたって書いてあって、
でも、だからこそ生きろみたいなことをお母さんが言ってきたらしい。
でも面白いな。
すごい面白かったです。
やっぱそういう人の話って語られないじゃん。
なんかそういう話も聞いてみたいって思うね。
そうですよね。いや、面白かったです本当に。
面白そう。
ちょっとやっぱ遠いところにはあるんですけど、
周りが結構田んぼみたいな場所だった。
どうやって行ったの?茨城までは。
高速バスで行ったんですよ。
東京駅から高速バス出てて、
たまに高速道路にバス停ってあるじゃない。
うん、あるある。
なんかあれって降りたことなくて、誰が降りるんだろうってその思ってたんですけど、
高速道路脇のバス停に降りまして、
で、降りて湿気集落センター入り口っていう看板があって本当にびっくりしましたね。


で、そっからね、とこ20分ぐらいで着くんで、
じゃあ行けるわと思ってバスで行き、
高速バスだと東京駅からすごい安いんですよ。
なんか2,000円ぐらいで行けるんですよ。
電車使うとちょっと特急とか乗ったりしてね、
なんだかんだ4,000円とかいくので、
なんか高速バスとても安かったし、行きやすかった。
いやー良かったな。
いいですね。遠出。
そうでした。
その後、水戸にも寄ったんですけど、
水戸市立博物館も戦争の展示をしていて、
そっちはもう本当に戦争反対のメッセージが
めっちゃ強い展示だった。
その落差が、やっぱこうだよなと思って、面白かったな。
珍しい展示だったな、やっぱり。
行った方がいい。
そうなんですよ。
あんまりちょっとね、面白がっちゃいけない。
反省をしつつね、やっぱね、見た方がいいかな。
帰りも高速バス乗ったんですよ。
そしたら途中のね、わりと田んぼの中のバス停みたいなとこから、
小学生ぐらいの女の子が乗ってきて、
隣の寝席に座ったんですけど、
虫かごのプラケースってありますよね。
あれにカブトムシ入ってて、
なんかおじいちゃんとおばあちゃん家来て、送ってもらって、
一人で高速バスで東京帰るんだと思って。
あー、そうかもね。
すっごいね、バス出るときにわーって手振ってて、可愛かった。
一人でバスに乗れたんだなと思って。
夏休みだから遊びに行ってたのかな。
そうそうそう。
多分東京駅でお父さんとお母さん待ってるんだと思う。
うん、いいね。
でも、今年やっぱり、こんな言い方したらあれですけど、
戦後80年で戦争の展示がアツいので、
夏の間にいろいろ行った方がいいなと思いました。
今年がやっぱり、前後10年のうちで一番アツい展示が多い。
私も平和記念資料館行ってみようかなって思って。
沖縄の平和記念資料館ってどこにある?
糸満かな?
糸満か。
そうそうそう。
そこは行ったことなくて、
ひめゆりの塔は行ったことあるけど、
ここなんかさ、結構ニュースとかで映るとこか。
あ、そうそうそう。
慰霊の日とかに映るはず。
映るはずだ。
ここ行ったことないな。

戦争と平和の考察

県営なんだね、ここ。
めっちゃ海が見えるとこに立地してる。
平和の礎っていうこの。
そう、「いしずえ」が「いしじ」って言うんだよね。
そうそう。沖縄戦で亡くなった人全員の名前が石に彫ってある。
あ、これそこか。
そうそうそうそう。
ここなんですね。
うん。
そっか。
そうなんですよ。
ここは、よう考えたらいかなきゃいけませんね。
うん。
確かに。
いや、行ったことなくて、そろそろ行こうと思ってます。
いやー、なんか結構不思議な感じですね、雰囲気が。
広島の平和記念公園とかもそうなんですけど、
建築的に宗教的な感じなのか、そうじゃないのかの狭間みたいな雰囲気になるじゃないですか。
公的な施設なんだけど、ちょっと宗教感があって、
セレモニーをやるんだろうなーみたいな、
そのどこにもない、ちょっとユートピア的な空間とか建築とかラウンドスケープにならない?こういうのって。
確かに。
これって、なんかこの絶妙さって何なんだろうって、いつも思ったりしており、面白いな。
ね。
これ作れって言われたら、全然建築家じゃないからあれなんですけど、難しそうって思って。
確かに。
ともすれば、何なんだこれはみたいな感じになりそうなんで。
ちょっとめちゃくちゃでかい墓地みたいな。
そうね、それはそうですよね、確かに。
だけど、どの宗教かも分かんないような感じでね。
あるのかな、建築をするときにこういう方向性のが多いみたいな。
研究とかはありそうですよね。
宗教建築の研究から出てきて、セレモニー的な要素を評価しつつ、
宗教的な要素をちょっと配していくと、こういう風になるっていうことなのかな。
誰もいない感じがするっていうか、人の生活の気配みたいなのが一切ないよね、こういうところって。
ないね、確かにね。煮炊きをしなそうだよね。
うん、やっぱちょっと異空間みたいな感じにはわざとしてるのかな。
そうだね、やっぱセレモニーの場所っていう、なんかちょっと興味あるな。
うん、そうだね。
ちょっと内原はね、遠いところだと思うんですけど、住んでる場所によっては皆さんのね。
だけど、あれはかなり面白かったので。
10月までやってますのでね。
お、結構長いね。
10月末までやってる。
ちょっと秋ぐらいに涼しくなったら行きやすいね。
でも、いいかもしれませんね。
あと無料で入れますので、設備もね、新しくてね、綺麗でした、資料館。

旅情と地域の方言

なんか、茨城って行くとさ、話した人が急にさ、方言で話しかけてくるじゃない。
例えば、博物館の案内の人とかが茨城の方言で話しかけてくるから、なんかいいよなと思って。
市立博物館に行った時に、たぶんちょっとシルバー雇用みたいなので、入り口で不器用に案内してくれるおじさんがいるんですけど、
なんかね、すごい対応が良かったんですよ。
特にその博物館の人はさ、なんかそんな遠くから人来てると思ってないから。
地元の言葉で話してくれてる感じがして、伝わると思って。
そっか、そっか。
なんか、そういうのってあるんですよね。
私、旅先でちょっと銭湯に入るの好きなの、結構それがあって、
銭湯の人にいるお客さんとかが、地元の近所の人しか基本的に来ないから、
本当にうちうちの言葉で話してる言葉聞けるんですよね。
で、なんなら話しかけて来られたりする。
あれ、すごい面白い。
いいね。
旅情。
旅情があるんですよね。
そういう面白さが。
今日はどっか行った話しましたね。
すいませんね。
私って大丈夫ですか?
すごいな。
私がどっか行かなすぎなのかな。
そんなことないんですよ。
みんなどっか行った話をそんなしないだけで、
みんな言ってるはずだと私は思ってるんですけど。
あー、そうかな。
そんなことないか。
だから、私はマジでどこも行かない月とかあるから。
あー、そっか。
いや、でもいいよね、どっか行くって。
ありがとうございます。
私もちょっと影響を受けて移動してみようかな。
あー、面白かった。
面白かった。
ありがとうございました。
さようなら。
さようなら。